blog井上博の「行雲流水」

Mさんからの助言

NHK学園の社会福祉士養成課程でお手伝いさせていただいている。

今月の中旬にスクーリングで2日間の相談援助演習を担当させていた

だいた。受講生の皆さんの働きながら学ぶ姿勢にはいつも刺激を受ける。

Mさんは東京都内に在住で民間企業で働かれ、現在は障害福祉の事業所の

施設長として活躍されている。Mさんとの出会いはNHK学園での私の演習

を受講いただいて以来のお付き合いでスクーリングの前日にお会いする

ことができた。

立川駅でお待ちいただいていたが彼の手にはドラッガーの「非営利組織

の経営」があり、熱心に読んでおられ本には多くの付せんが貼られていた。

Mさんからはいつも多くのことを教えられるが特にインパクトがあったのは

福祉職の学ぶ姿勢についてである。Mさんは福祉に入ってそれほどの年数は

経っていない常に学ばれが多くの資格に挑戦されそして合格されている。

そのMさんからのお話によると福祉の現場のスタッフは民間企業や他分野

の方々から見ると圧倒的な勉強不足とのご指摘であった。

当法人の常勤職員は118名であり、福祉協会の月刊誌さぽーと購読者は

100名を超え全国1位の状況である。しかし、社会福祉士、精神保健福祉士、

介護福祉士等の資格取得者は少ない。

知的障害のある方に関わるには必須である知的障害者援助専門員の受講も

すすめているがまたまだ不十分な状況にある。

利用者の人生を支援し、その可能性を引き出す専門職としては圧倒的な勉強

不足である。一層の学ぶ姿勢をスタッフには期待したい。

新しい資格や知識習得に挑戦し、学習会が開催され、

日々の実践から課題を見出して実践研究が常に行われている。

そんな事業所でありたい。

糸賀一雄先生が述べられた「不断の研究」の具現化、

特に若いスタッフの次代を見据えた研鑽を期待したい。

Mさんの助言から福祉の専門職としての姿勢を学ぶことができた。感謝

小さな成功体験

知的障害のある人をスペシャルオリンピックスではアスリートと呼んで

いる。そんなスペシャルオリンピックスで利用者にあいさつすることが

多く相手との競争よりもまずは自分に挑戦しようとお話しをしている。

ふと気づいた。アスリートに自分に挑戦するように言っているのに自分は

どうなの?自分も小さな挑戦をはじめてみた。大昔中学高校時代、中長距離

の選手でその後もフルマラソンやハーフマラソンを走っていたがここ20年

余り遠ざかっていた。10月5日に行われた山形まるごとマラソンのハーフ

(約21キロ)に参加を決めたが当日は練習不足がたたり必死の完走となった。

制限時間ギリギリ2時間30分で後ろから数番目のゴールであった。

しかし、沿道の皆さんの声援やゴールでの市川市長さんの声援や完走した

達成感が忘れられずその後も週に2ないし3回10㌔程度を走っている。

はじめは500メートル走るのもつらかったが少しずつ距離をのばし、

現在ではゆっくりであるが10数キロは楽に走れるようになった。

そして走った後の爽快感や達成感はなにものにも代えがたい。

先週もスペシャルオリンピックスの福岡大会に参加させていただいた。

自分のレベルに合わせて必死に挑戦するアスリートに感動した。

私たちも自分自身や利用者の日々の小さな挑戦に目を向け様々な分野

での挑戦を後押ししたい。そしてスポーツ、労働、表現活動、外出等、

日常生活の中でのささやかな挑戦と小さな成功体験を共有したい。

来年はできればフルマラソンに挑戦したい。皆さんもいかがですか。